もうすぐ2つの天文イベントがあります。
1つは12月10日の皆既月食です。
今年は6月16日にも皆既月食がありましたが、そのときは、欠け始めが3時半頃からと、深夜から明け方にかけてという時間帯で観測し難く、また、食の最大は月が沈んでから後なので、月食を最後まで観察できない、というものでした。しかも、当日は残念ながら悪天候で、あまり観測できなかったようです。
今度の12月10日の皆既月食は日本全国で、月食の最初から最後まで観測できるそうです。このような好条件の皆既月食は2000年7月16日以来とのことです。
ちなみに、次回の皆既月食は、3年後の2014年10月8日です。
月食の時間は次のとおりです。
欠け始め | 21:45 |
皆既始まり | 23:06 |
食の最大 | 23:32 |
皆既終り | 23:58 |
食の終り | 25:18 |
<参考サイト>
国立天文台NAOJA:「皆既月食を観察しよう」
つるちゃんのプラネタリウム:「全国で好条件の皆既月食 2011年12月10日」
もう1つは12月14日頃の双子座流星群です。
双子座流星群は毎年恒例の3大流星群の1つです。ちなみに、3大流星群のあとの2つは
ペルセウス座流星群:8月15日前後
しぶんぎ座流星群:1月4日前後
です。
双子座流星群は毎年安定して多くの流星が見られ、年間最大の流星群と言われているようです。ただ、今年は18日が半月で、極大日の14日の夜には月齢19の明るい月が一晩中出ているので、少し観測条件が悪く、小さな流星は見えにくいようです。
流星出現のピークは12月15日の深夜2時頃の予想です。観測は14日夜から15日未明にかけて行うのがよいでしょう。この日を過ぎると流星の出現数が急激に減り、逆にこの日より前にはの流星が出現するようです。
放射点はふたご座ですが、流星は必ずしも双子座付近に出現するわけではなく、空全体のいろいろな方角に出現するようです。
<参考サイト>
国立天文台NAOJA:「三大流星群の紹介」
0 件のコメント:
コメントを投稿