新型コロナウイルスのために開催が難しくなっていますが、今月もなんとか感染拡大防止対策を行いながら開催することができました。
新型コロナウイルス感染対策のため、今回も教室内の人の密度を下げるため、1回の人数を減らし、時間を短縮し、1日を3回に分けて、午前2回、午後1回の3部制で開催しました。部屋の窓はすべて開放し、参加者のみなさんには検温と、マスク着用と手の消毒をお願いし、私とアシスタントの妻はマスク+フェイスシールドを着用しました。
部屋内の机のレイアウトも、参加者同士が向かい合わないように、机を壁や窓に向かう形のレイアウトにしました。
今回は、いつもと趣向を変えて、ものづくりではなく、ものを壊すほうで、分解です。最近のものは安全上の理由などから分解しにくくなっていたり、そもそも壊わすともったいないから分解するのには抵抗があったりで、お子さんが分解できる機会はめったにないのではないかと思います。分解は楽しいですし、ものづくりの勉強にもなります。そんなわけで、お子さんたちに分解する機会を提供しようということで、安心して壊せるダイソーの100円グッズを分解しよう!という思いで前回、2017年11月にダイソー分解大作戦を実施しました。そして、今回、第2回目のダイソー分解大作戦です。
まず1つめはLED電球です。なんとLED電球が100円で売られてるんですね、びっくりです!LED電球なんて、めったに分解できる機会ないですよね。ダイソーで100円のLED電球を見つけて、思わずこの分解大作戦用に在庫全部買い占めました、笑。
では、早速分解です。いきなりてっぺん(光る部分)の白いカバーをパカっと外します。といってももしろん普通はそんな簡単に外れるわけはないのですが、そこは私が事前にコジコジと接着剤を剥がして、外れるようにしてあります。すると、LEDがずらりとならんでします。
そして、このLEDが実装された基板を取り外します。あとは、この基板と電球型のソケットの間に接続されている保護用の抵抗を取り出します。抵抗には熱収縮チューブが被せてあるので、カッターで熱収縮チューブを切って抵抗を引っ張り出しました。ちょっと危ないカッター作業でしたが、誰もケガすることなく無事に抵抗を取り出せました。
分解はこれで終わりですが、せっかくなので、LEDを光らせてみたいと思います。ただ、このLED電球に使われている白色LEDは、1つのチップの中に多分5つのLEDチップが入っているもので、光らせるのに15V以上必要になります。なので、9Vの角型電池を2つ直列に接続して、それを抵抗を介して、1つのLEDチップ接続して光らせました。
光って当たり前といえば当たり前ですが、それでもやっぱり光ると楽しいです。
そして2つめの分解は電卓です。私が子供のころは電卓は高価なものだったのですが、今では電卓はどこの100円ショップでも当たり前のように売ってますね。
この電卓の分解は簡単です。裏の小さいネジを精密ドライバーを使って外すだけで、裏の二が外れます。
そして、基板を外せはボタンのゴムがベロンと外れます。
電卓の命である計算を行うICは1チップで基板に直付けされて、その上、樹脂で固められていて見られないのであまりおもしろくないです。
見て面白いのはスイッチの構造です。基板の上にスイッチの接点のパターンが書いてあって、ゴムボタンの裏の導電性のゴムでその接点の電極を短絡するしくみです。その基板の接点をアルミ箔で触って短絡しても反応してくれます。このスイッチのしくみはテレビのリモコンなんかでも使われています。
今回はモノづくりではないので、参加者のお子様たちに楽しんで頂けるかどうかちょっと心配でしたが、予想以上に楽しんで頂けたようでよかったです。
「帰ってきてから、家のもの分解してます」というメッセージを頂いたりしてます。無事、もとに戻せているといいのですが。
これから寒くなっていって、さらにコロナの第3波も来ているようなので、今後どうなっていくかわかりませんが、自粛や規制がねければ、できる限り続けていこうと思います。
★☆ ★☆ ★ 今後の予定 ★☆ ★☆ ★
日程 | テーマ | レベル |
12月11日 | スノーハ―バリウム |
中
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1月9日 | 未定 |
?
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2月 | お休み |
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