先日のものづくり市に出店した3つの回路を順番に紹介します。
まずは「電子サイコロ」です。
7個のLEDの組み合わせで1から6のサイコロの目をあらわします。ボタンを押すとマイコンの制御で、ランダムな数のサイコロの目の形にLEDをONにします。
回路図は右の図のようになります。
LEDは直接つなぐと電流が流れすぎてしまうので、抵抗を入れて流れる電流の量を調整します。
上の回路図をブレッドボードで組むと右の図のようになります。図では電池を省略して描いていませんが、単三電池を2本直列につなぎます。
すべての部品が上の回路図のとおりつながているか、考えてみてください。1ヶ所わかりにくいかな、と思うところがあります。ブレッドボードの一番下の横一列の穴が、どうやって電池のマイナスにつながっているのか、わかるでしょうか。
その答えは押しボタンスイッチにあります。このスイッチには4本の端子がありますが、中では右の図のように縦にならんでいる2本同士はつながっています。なので、結局、一番左の列は一番上の穴から一番下の穴までずっとつながっていることになります。
最初に紹介する回路としてはちょっと部品数が多くて複雑でしたでしょうか。さらに、LEDをサイコロの目のように配置しているので、よけいややこしく見えてしまいます。でも、冷静によくみると、一つ一つのLEDは抵抗を介してマイコンの端子につながっているだけです。あとはマイコンがプログラムにしたがって、それぞれのLEDをONしたり、OFFしたりして、サイコロの目ように光らせてくれます。ちなみにマイコンにはホビー用途ではかなりメジャーなPICというマイコンを使っています。具体的にはPIC16F630という型名です。
マイコンのプログラムについては、ちょっと難しいので、今回は省略させていただきます。そのうちプログラムの中身も紹介するつもりです。
ところで、ふと思ったのですが、先日の「ものづくり市」と関係なく、たまたまこのブログに来ていただいた方もおられるかもしれません。そのような方は、すでにお気づきかもしれませんが、せっかくここまで読んでいただいても、 残念ながらこの回路を作ることはできません。仮に部品を全部買い揃えて、この回路を組んでも、動作しません。なぜなら、マイコンにプログラムが書き込まれていませんので。マイコンのプログラムは後日公開させていただくつもりですが、やはりプログラム書き込み器がないと書き込めません。どうかご容赦ください。。。
そのあたり、ご意見、ご要望、苦情などなどございましたら、コメントにお願いします。
書き忘れていましたが、電池は単三型のマンガン電池を2本直列にしてつないでください。あとの2つの回路もも同じです。
0 件のコメント:
コメントを投稿