2010年10月26日火曜日

青少年のための科学の祭典 滋賀大会

24日に「青少年のための科学の祭典滋賀大会の彦根会場に行ってきました。うちの子供は小学校3年と1年で、こういうイベントが大好きです。科学の実験、工作、体験などいろいろなブースがありました。面白かったものをいくつか紹介します。

(1)手づくりモーターに挑戦
銅線(エナメル線)をくるくると手で巻いて、コイルを作ります。コイルの両端の銅線を、回転の軸になるように両側に伸ばします。あとは写真のような、電池につながったフックに乗せて、コイルの下に磁石を置けば、できあがり。うまくできると、けっこう勢い良く回転します。でも、実は回転するためには1つ大切なしかけがあります。それは、コイルの両端、回転軸になる部分のエナメルの被覆の剥がし方。片方はフックにかかる部分全体を剥がしますが、もう片方は軸の円周の半分だけを剥がします。
わたし的には作ってみたかったのですが、我が子は二人とも挑戦しませんでした、残念。今度、うちでもで作ってみようかな。。。

(2)折り紙建築をつくってみよう
1枚の紙にカッターで切れ目を入れて、折って、写真のようなきれいな階段を作ります。上の方の階段はかなり細かくて難しいです。我が子、二人とも挑戦しました。が、ちょっと難しすぎたようです。手伝ってもらってなんとか完成しましたが、写真のものほどきれいではないです。写真は作って置いてあったサンプルです。

(3)地震に強い建物弱い建物
紙で簡単な家の構造模型のようなものをつくります。それを地震のように揺すってみて、「筋交い」の有無で家の揺れ方の違い体験します。これも、我が子二人とも作りました。どうも、うちの子たちは紙を切り貼りする工作が好きなようです。彼らには家の構造の強度うんぬんはどうでもよく、単に工作がしたかったような。。。ていねいにご指導、ご説明いただいた出展者さん、すみません。

(4)ふしぎ!車輪が回れば自分も回る!?
まず、くるくると自由に回る回転台の上に乗ります。そして、車輪を手に持ちます。説明員の方が、体験者の持っている車輪を勢いよく回します。 回転台に乗った体験者が、回っている車輪を横に傾けると、体がゆっくり回りはじめます。車輪を逆に傾けると、体が逆向けに回ります。この説明わかりますか?説明力がなくてすみません。この説明を読んでも、いったい何が起っているのかよくわからないと思いますが、体験すると結構楽しいようです。
角運動量保存則という物理法則によってこうなるそうです。走っている自転車が倒れない、回っているコマが倒れない、などもこの法則ためです。

(5)ようこそ楽しい化学とものづくりの世界へ〜化学分科会のとりくみ〜(人工イクラ)
色のついた液体をスポイトですって、透明な水の中 にポトポトと落としていくと、水の中で色のついた液体がイクラのように丸い玉になります。色のついた液体にはアルギン酸ナトリウムが、透明な水には塩化カ ルシウムが溶かしてあります。本物の人工イクラもこんな方法で作っているそうです。今回作った人工イクラには蛍光絵の具が入っているので食べることはでき ませんが。
とにかく、子供たちはこんな実験が大好きです。この実験ブースも大人気でした。


(6)極低温の世界を体験しよう
液体窒素を使って、マイナス196度の極低温の実験を見せて頂きました。アラフォー世代には懐かしいCMの「バナナで釘が打てます」や、ゴムボールを凍らせてコッパミジンに割ってしまったり。勇気ある挑戦としては、液体窒素に指を入れさせてもらえたり。そして、なにより面白かったのが、実験ショーをやっていた二人の説明員さん。とにかく、元気に、楽しく実験と説明をしておられました。大勢の子供たちが、かぶりつきで見ていました。

(7)イモリ天国
水槽にたくさんのアカハライモリを入れて、中学生のお兄さんたちが子供たちにクイズを出題してくれます。クイズに参加すると「イモリ学習証」をもらえます。学習証の日付が2006年になってましたが・・・。でも、そんなことより、この日の最後に、なんと、アカハライモリまでプレゼントしてくれてしまうのです!!!そして、ダメ出しする親を尻目に、わが子たちは、3匹もイモリをもらってきてしまいました。コップに入れてもらって・・・。そして、写真がうちにやってきたアカハライモリ君たちです。

とにかく、子供たちは終了時間過ぎまで、たくさん楽しませていただきました。


先日の記事にも書きましたが、京都大会が11月6・7日に京都市青少年科学センターであります。こちらは今回の滋賀大会とは別メニューです。また、滋賀大会の高島会場が11月20・21日にあります。こちらは今回の彦根会場と似たメニューのようです。小学生・中学生のお子様がおられる方は、是非、行ってみてください。

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