2013年4月1日月曜日

イライラ棒3Dの作り方

最近、作品の作り方の紹介記事を書けていませんでしたので、久しぶりに。
先日の3月の「親子で電子工作」で作って頂きました「イライラ棒3D」の作り方を紹介します。

私のブログでアクセス数が一番多いのが「イライラ棒の作り方」です。
そんな人気の「イライラ棒」の時間表示を3桁にしたものです。「3D」というのは3次元(立体的)という意味ではなく、「3 digits」で3桁という意味です。

基本的な動作、遊び方は7セグ×1桁版のイライラ棒と同じです。

まず、回路図はこちらです。

使用している電子部品はこちらです。(電池ケースなどは省略)
マイコンPIC16F1827
7セグLED(3桁、カソードコモン)C-533SR
圧電スピーカーPKM13EPYH40000-A0
抵抗470Ω×7本
タクトスイッチDTS-6
クリップ付きコード小クリップ付きコード

ブレッドボードの配線図はこんな感じです。

完成品はこんなのです。
コースの針金の形は簡単なものにしてあります。


ブレッドボードの写真です。

コースの針金はクリップコードでマイコンの端子と接続しています。
ゴールは直径0.9mmのしんちゅう線を使っています。
コースの針金とゴールのしんちゅう線は接触しないようにして下さい。

スタートは下の写真のようにかまぼこ板を使って作ります。
スタートにも0.9mmのしんちゅう線を使っています。スタートの真鍮線にはエナメル線をはんだ付けして、ブレッドボードのマイコンの端子に接続します。はんだ付けができない場合は、クリップコードで接続してもよいです。
ここでも、やはりコースの針金とスタートのしんちゅう線は接触しないようにします。
「ゴール」と「スタート」は、便宜上 「ゴール」と「スタート」と呼んでいますが、機能的にはどちらも同じで、どちらからスタートしても構いません。

操縦棒は0.9mmのしんちゅう線でループを作って、割り箸の先に取り付けます。しんちゅう線にはリード線(ビニル被覆線)をはんだ付けして、ブレッドボードのマイナスのラインに接続します。これも、やはり、はんだ付けができない場合はクリップコードを使って接続して下さい。


マイコンのソフトはこちらです。
イライラ棒のマイコンのソフト

今回のソフトの開発は、MicrochipのMPLAB Xを使っています。コンパイラはXC8です。


<遊び方>
操作棒の先のループを「スタート」のしんちゅう線に触れた状態がスタート準備状態です。
操作棒の先のループを「スタート」のしんちゅう線から離すとスタートです。そこからタイムの計測が始まります。
コースの針金に操作棒のループが接触しないようにゴールまで行きます。
ゴールの真鍮線に操作棒のループを接触させるとゴールです。ゴールするとタイムの計測が止まり、記録が表示されます。

最速タイムを記憶する機能があります。最速タイムを出すと簡単な音楽が鳴ります。

スリープ機能:タクトスイッチを押すとスリープモードになります。タクトスイッチをもう一度押すとスリープから復帰します。

最速タイムの表示とクリア:スリープから復帰するときに、タクトスイッチを約3秒長押しすると最速タイムが表示されます。
さらに、そのままタクトスイッチを押し続けると、「ピー」と鳴って、最速タイムがクリアされます。


<注意>
このページで紹介しているイライラ棒の作り方は、部品を買い集めただけでは作れませんのでご注意下さい。マイコンへのプログラムの書き込みが必要になります。


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