2010年10月15日金曜日

安全のための注意

今日は電子工作をするときに、注意してほしいことを書きます。
主に電池に関連した注意になります。乾電池は電子工作をしていない人でも、日常よく使っているものなので、あまり危険な意識をもたれていない方も多いと思います。でも、使い方を間違えると、やけどや火事の原因にもなりかねない危険性があります。特に電子工作では、間違った使い方や、間違った配線をしてしまう可能性が高いので、十分注意が必要です。事故を起こさず、安全に電子工作を楽しんでいただくために、次の注意を守ってください。


(1)電池の種類
私の紹介する電子工作では、特に指定がない限り、電池は必ず単三型のマンガン電池を使ってください。アルカリ電池(正式にはアルカリマンガン電池)やオキシライド電池などの長寿命、ハイパワーと言われる電池を使用しないでください。また、ニッケル水素電池ニカド電池リチウムイオン電池リチウムポリマー電池などの充電式電池(二次電池)を使用しないでください。これらの電池を使っていると、万一 、配線ミスなどでショートした場合、非常に大きな電流が流れ、発熱や発火の恐れがあります。もちろん、マンガン電池でもショートすると発熱、発火の危険性はあるのですが、後にあげたような電池たちに比べると、電流が流れにくく、危険性が低くなります。

(2)動かす前の配線チェックと、うまく動かなかった場合の対応
配線をし終わって、いざ動かしてみようというとき、どうしてもすぐに電池をつないで早く動かしたいと思うものですが、その前に、もう一度、気を落ち着かせて、配線に間違いがないかチェックしましょう。
そして、いざ、電池をつないでみて、予定通りうまく動けばよいのですが、実際には思うように動かない場合がよくあります。そんなときは、すぐに電池の線を外しましょう。配線のどこかがショートしている可能性があります。そのまま電池をつなげた状態で、「あれ?動かない」と悩んでいると危険な場合があります。ですから、うまく動かない場合は、とにかく、すぐに電池の線を外しましょう。電池の線を外してから、ゆっくり、配線に間違いがないか確認しましょう。

(3)片付け方
電子工作を終わって、片付けておく場合、電池ボックスから必ず電池を外した状態で片付けてください。私が紹介しているような電子工作では、配線がむき出しの部分がたくさんあります。電池をいれたままで片付けておくと、何かの拍子に、配線に他の金属が触ってショートしてしまう危険性があります。ですから、電池ボックスから必ず電池を外した状態で片付けてください。また、外した電池は他の電子部品とは別に、電気を通さない(ビニルなどの)袋に入れて保管してください。

くどいようですが、日頃、手軽に使っている乾電池も、実は結構危険なものなのです。失敗するとやけどや火事の危険があります。
注意を守って安全に電子工作を楽しんでください。

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